湯治場として有名な伊香保の歴史は古く、たくさんの温泉客でにぎわってきました。
武田信玄の「隠し湯」は有名ですが、温泉を野戦病院として利用するの方法は、その子・武田勝頼にも受け継がれ、真田昌幸(さなだまさゆき)に命じて、伊香保温泉を湯治場として整備します。これが今ある石段街の始まりです。
石段街のシンボルとして知られているのが、まるで天まで続いているような石段です。
石段をはさんでお土産物屋や饅頭屋、遊戯場が並び温泉情緒もたっぷりの佇まいで観光客の旅情をそそります。
古くから親しまれている伊香保温泉では、2010年に石段を新設して365段になりました。広場や温泉水が流れる「湯滝」なども設けられ、今までよりもいっそう親しみやすい伊香保の名物となりました。この石段には「温泉街が1年365日、にぎわうようになってほしい」という繁栄の願いが込められています。
息を切らしながら石段を登り、頂上へ。石段のいたるところにある段数の表示が、石段を上る人の励みにもなっているそうです。
石段を登っていくと、疲れた足に嬉しい「足湯」があり、気軽に楽しむことができます。
石段には、この地を愛したことで知られる歌人・与謝野晶子の詩『伊香保の街』が彫り込まれています。なんとも風情があります。
温泉街といえばやっぱりこれ!射的場などの遊技場もあります。ご家族みんなで楽しめますので、ぜひお立ち寄りください♪
そして、温泉のお土産と言えば「温泉饅頭」。全国どの温泉場でもほとんど必ずお見かけしますが、あの茶色い温泉饅頭、実はここ伊香保が発祥の地だと御存じでしたか?
手ぬぐいが茶色に染まるほど鉄分の多かった伊香保温泉で、温泉の茶色い湯乃花をイメージして作ったのが温泉まんじゅうの始まりだそう。今は温泉まんじゅうのイメージとして当たり前な「茶色いまんじゅう」は、伊香保の泉質からきていたものなんです。
石段には、いくつかお店がございますので、「温泉饅頭食べ比べ」なども楽しめますよ♪
冬の期間、見逃せないのが石段イルミネーション。榛名湖への登り口である伊香保温泉の石段をイルミネーションで彩ります。
昼間とは違った景色をお楽しみ頂けますよ♪冬の夜の屋外は冷え込みますので、暖かくしてお出かけくださいませ。
【点灯期間】2020年11月20日(金)~2021年1月11日(月)17:00~24:00
冬の屋外で、冷えた身体は温泉で温めて。ゆっくりお休みくださいませ。