日々色づく山並みを眺める奥伊香保の朝。
霜が降り、息も白くなるこの季節。
朝の露天風呂はまた格別です。
今月は冬も近づくこの季節の
体に染み入るような優しいお料理の数々、料理長ならではの
温かみあふれる一品ばかりです。
料理長おすすめの一品は「冬鴨摘み入れ汁」。
和食では秋冬に栄養を蓄えたジビエをよく利用します。
旬の冬鴨の優しい味わいはすっと体に染み入ります。
鴨のつみれには、野性味に残るポルトガルのロゼワイン
「カザル・デ・ヴェントーラ ヴィーニョ・ヴェルデ・エスパディロ・ロゼ」
をコーディネイト。別名 緑のワインとも呼ばれる自然豊かな土地で
収穫される完熟前のブドウを使った微発泡の1本。
飲みやすいさわやかな味わいです。
今月のソムリエおすすめの1本は「松の司」の出品大吟醸。
フルーティーな香り、上品さと奥深さがバランスの良い1本、柔らかな旨味が特徴です。
松の司特別大吟醸をしずく取りで落とし、一途瓶で受け取るこのお酒は
ほぼ市場に出回らない希少な1本です。
唐墨、白子、なめろうなど和の食材がふんだんに使われている
八寸とご一緒に、どうぞゆっくりとお楽しみください。
こだわりのお酒を数々ご用意した今月のマリアージュ。
そのほかにも、冬が旬の日本海の鰤と富山県氷見のワイナリー「セイズファーム」の
メルロー他、この季節ならではのコーディネイトをお楽しみいただけます。
どうぞ、冬の味覚のマリアージュをお楽しみください。