まぶしいほどの緑があふれる奥伊香保。
標高約750mほどのこの場所は
まだ朝夕の涼しさが残る季節です。
今月は、宮城県石巻産の美味しい雲丹や鮎など
初夏らしい食材をお楽しみ頂きます。
濃厚で甘みを感じる旬の雲丹は
そのまま特製コンソメジュレと合わせてお食事の始まりにどうぞ。
美しい緑の朴葉に包まれたお造りは
キリっとした口当たりの辛口の岐阜の日本酒「竹雀」とコーディネイト。
腰の強さとキレを併せ持つ、初夏ならではのグッとくる
味わいが魅力です。
マリアージュの今月のおすすめの1本は
「シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ」
CH.MALESCOT ST.EXUPERY 2013年のもの。
上州赤城牛のシャトーブリアンに添えられた
料理長特製の根セロリのソースの優しい味わいを
花が開くように華やかに膨らませてくれる味わい。
上質な果実味や透明感のある酸味が美しく広がり、
長くエレガントな余韻をお楽しみ頂ける、女性らしい1本です。
シャトー・サン・テグジュペリはボルドーでも長い歴史を持つシャトーであり
あの「星の王子さま」や「夜間飛行」で有名な作家の
アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの曽祖父にあたる
サン・テグジュペリ伯爵が買い取ったことにより、シャトーは現在の名になったといわれる
文豪ゆかりのシャトー。
雨の多い時期も、フランス文学に思いを馳せながら
美酒美食をどうぞ存分にお楽しみください。